ガオル戦記

ガオルとは、山形弁で弱る・疲れきるという意味
自転車であちこち走り、七転八倒する様を書いていきます

BRM322埼玉300

ねえ、どうするの?

どうするのって、ブルベ?

そう、今度のBRM412熊本600、行かないの?

う〜ん、迷ってるんだ。
なにしろずっと原因不明の胃腸炎で寝込んでたし、相変わらず鼻血は止まらないし、九州は土日とも雨予報だし。
わざわざ行っても体調不良と40時間雨じゃ、辛いだけだし止めようかなぁ。

あのね・・・

なに?

いったい、今度の熊本行きに、既にいくら注ぎ込んだと思ってるの?

え?いや、そりゃ、うん・・・

もう飛行機も宿もキャンセル出来ないんだから、死に物狂いで頑張ってきなさいよ。

えー?でも健康あっての人生だし、辛いだけの趣味なんてそもそも・・

バカモーーーーン!

ひぇっ!

今年に入ってから、寒い中静岡だ、東京だ、埼玉だと引っ張り回され、おまけに自分は暖かい沖縄に行くからいいけど、こっちは吹雪のなか仙台空港に置き去りにされたり、今年だけでブルベ関連で何キロ走ったと思ってるのよ?

わかんない。

6,000kmよ、6,000km!
こんなに大変な思いをして、あんたのろくでも無い趣味に付き合ってあげてるんだから、多少の体調不良とか雨ごときで行かないだのなんだの、抜かすなっつうのっ!

ほんとだ、車だけで6000km、ブルベでも2000km走っちゃたんだね。
そうか、仕方ない、ダメ元で行ってくるか。

行く前にBRM322埼玉300とBRM329群馬400のレポートあげてってね。

あぅぅ、はい。

ということでBRM322埼玉300日光東照宮。

3月22日(土)川口運動公園。
晴天なれど、風強し。
入間発の那珂川300に多くの人が行ったのか、人数は少なめのような気がする。

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PIPIさんとご挨拶するも、PIPIさんは8時発。
どこで抜かれるかの話になるが、このコースはあまりグルメポイントがないそうで、そうなるとグルメをしないPIPIさんは無敵状態になるはず。

きっと4号線を渡るまでに抜かされるだろうと話す。

スタートして越谷くらいまでは、追い風基調。
みなさん、速い速い。
あっというまに最後尾一人旅。

この追い風も野田の醤油工場くらいまで。
利根川の土手ぐらいから冷たい北風が向い風となって襲いかかる。
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向い風は本当に辛い。
しかも寒いから体温が上がらない。 
 
PC1は100km先。
しかし向い風に負けるわけにはいかない。
なにしろ日光へは、激坂滝ヶ原峠を登らされる。
PC1からPC2の日光までの50kmは4時間かかると見なければならない。

ということは、どんなに辛くてもPC1で最低1時間の貯金を作らなければ、PC2でタイムオーバーしてしまうのだ。

信号とか考えると、巡航速度を20km以下に落とすわけには行かない。

木々が踊るように揺れている。
地鳴りのような轟音をたてて北風が向かってくる。
ずっと風に向かってよろよろとふらつく一人旅。
たった5〜60kmほどで脚が売り切れ体力と気力も無くなってしまった。

唯一の望みは、予報では栃木県内は西風から時には南西の風になるらしい。
そうなれば、なんとかなるかもしれない。

とにかく栃木まで頑張ろう。
そう、思川の道の駅までくれば、おそらく南西の風になるはず・・・・・

残念!予報は外れ、栃木県も立派な北西風がびゅんびゅん吹いていた。
ついに、気持ちがプッツンと切れ、ふらふらと道の駅思川に入りランドヌールに見つからないよう、キョドキョドしながら小山に向かって走りだした。
完全にブルベから逃げ出した。
暖かいところで美味しいものを食べてお風呂に入って、ゆっくり眠ろう。
小山から輪行しちゃえば、もうこの苦行から開放される!

ところが、バチがあたったのか、小山に向かったとたん、恐ろしいほどの東風が吹き付けてきた。
信じられない。あれほど北西風に苦しめられてきたのに、この道は東風?
今度は小山まで行く気持ちが折れた。
何をやっているかよく自分でも分からないまま、仕方なくまた北へ向かって、地獄の滝ヶ原に向かってまたよろよとと走りだした。


結局PC1には13:05着。クローズが14:08だから本当にぎりぎりだ。
休む暇もない。
昼食のおにぎりとシュークリームはポケットに入れて、また走りだす。
日光までの川沿いの緩やかな登りを行く。
さすがの向い風も威力を失い、登りとはいえ20kmほどで走ることが出来た。

もしかしたら、PC2に間に合うかもしれない。

しかし、6時間も向い風と戦い力を失った脚には、滝ヶ原峠は凄すぎた。
最後の1kmで200m標高をあげる所では、まったく漕げなくなってしまった。

漕げなくなった情けないランドヌールはどうするのか?

そう、俯いて悲しそうに自転車を押して歩くのみ。

ふと前を見ると、お仲間が!

悲しいランドヌールが一人、また一人、また一人、延々と押す人々が続いている。
はっと後ろを見ると、おお、後ろにも悲しい押す者達が・・・

こんなに長く押し歩きしたのは、初めての経験だが背に腹は代えられない。
屈辱感が体を震わせる。


日光の秘境滝ヶ原を、地獄へ向かう罪人達のごとく延々と続く自転車苦行の人々。
この先に待つ閻魔様は果たしてこの罪深き者たちをお許しになるだろうか?

なんとかぎりぎりで許していただけた。
PC2日光東照宮には16:56着。なんとクローズまで16分を残すのみ。

タイムアウトしなかったからといって、体力も気力も意地もすべて使い果たして抜け殻のような今の自分にはのこり150km暗闇の苦行に向かう気は更々なかった。

ここから輪行で帰ろう。
もう今日は充分頑張ったし、良い練習になった。
スタッフの方にDNFの連絡を入れようとした時、近くの方のジャージを見ると亀太郎。

ああ、この人には滝ヶ原でびゅんと抜かれたなぁ、恐ろしく速いオッサンだった。
8時発みたいで余裕たっぷりだな。
でもこの髪型は覚えがあるぞ、そうだ山の子さんだ。亀太郎ジャージの件ではお世話になったしな。
一応挨拶しておくか。

ということで気力を絞って笑顔を作り、ご挨拶をする。
なんと近くにいたご夫妻も亀太郎でミクロンご夫妻とおっしゃるとのこと。

亀太郎同志ということで記念写真までとっていただいた。

記念写真?
ということはこの自分のヤラレ顔がきっと山の子さんのブログに載るに違いない。
そしてその自分が特別な理由もなしに、疲れたからといってブルベをDNFしたと全世界にバレてしまうに違いない。

それはマズイ!
自分は良くとも亀太郎の名声を汚すわけにはいかない。

しかたなく、すでにマイナス貯金となってしまっているが、とにかく見栄で再び自転車に跨がり川口へと復路を走りだした。

もう昼間のような強風はなかったが、往路で向い風だったのだから追い風を期待したのだが、なぜか終始微風向い風だった。
そのうえ、脚も完全に終わっており、モチベーションもなし。
ただ最終クローズの3時に間に合わせるようにふらふらと動いているに過ぎない。
ほぼ無風平坦なのに20km/hが精一杯。

いつものことだが、今回のブルベは終始一人旅。
辛さだけが唯一のお友達。

それでも漕いでいればいつかは終わる。
ゴールは02:24。19h24m。
クローズまで30分を残すのみのギリギリ隊。

いやあ、今回は本当に疲れました。
体調もあまり良くなかったが、とにかく冷たい向い風というのは恐ろしいということが分かった。
が、対策はない。
自分の脚力体力を上げる以外ない。

ちなみにいつの間にか抜かされていたPIPIさんは16h30mだったそうで、さすがです。
ただのグルメ王子ではないな。

結局このブルベでは33名のDNS、15名のDNFだったそうで、厳しいブルベだったのは間違いない。

ねえ、写真たったこれだけ?

写真なんてあるわけないだろ!

死ぬほど辛かったんだぞ!




 

BRM308宇都宮200茂木

BRM308宇都宮200茂木に行ってきました。

ふふふ

な、何が可笑しい?

だって

そりゃ3週間もブログ放ったらかしにしてたのは確かに悪かった。

ギリギリ追い詰められないと何もしない、その根性の無さに呆れたの。

ぐぐぐ

だって明日、もうアタック日光東照宮に出かけるんでしょ?

う、うん。

さあ、さっさとブログ終わらせて、明日の用意しなさいっ!

は、ハイッ!

今回のコースは那珂川沿いのアップダウンと道祖神峠そして息つく暇もなく上曽峠というコース。
景色もいいし、やっと山登りが出来ると楽しみにしていたのだが、なにしろ前日の天気予報がすごかった。

気象庁は、前線を伴う低気圧が本州南岸を発達しながら通過するため、関東甲信の山沿いでは3月2日に大雪となる恐れがあると発表した。】 

 暗〜い気持ちで宇都宮に前日入り。
明日はたぶん無理だなということで、せめて名物餃子を腹一杯食す。

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明けて3月2日早朝4時。
ホテルの窓を開けると、凍りつくような冷気とともに豪快にアスファルトを叩く雨の音が飛び込んできた。 

「こりゃ、命あっての物種、はい、止め、止め、DNS決定」

ということで二度寝の後、用意もせず一応スタート地点のサイクリングセンターまで車で行って、スタッフの方にDNSを告げることにした。

ホテルを出ると外はまだ真っ暗闇。
外気温1度。
氷雨がフロントガラスを叩き、ワイパーがせわしなく雨滴を拭い去る。

その時、前方に光り輝きながら揺れる物体を発見!

まさかと思ったが、そのまさかでブルベライダーが辛そうに俯きながらも、揺るぎない強い意志でサイクルセンターへの道を登っている。

この天候で出走するバカ 勇者がいるのか!

そしてほどなくまたもう一人の勇者を追い抜く。

本当に驚くとともに少なからず感動してしまった。

だってあんた、気温1度でっせ。
しかも予報で午後から大雪になるっていってまっせ。
なにが楽しゅうて、こんな時に自転車乗るんでっか?
冗談抜きに死にまっせ!

サイクルセンターに着くと、いるいる、バカ勇者がたくさん。
バカ勇者の中に肩の痛みに苦しんでいるはずのちゃりけんさんも何故かいる。

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突然、身体中にアドレナリンが漲り、そのバカに付き合ってみたくなった。
大急ぎで着替える。
完全な防寒体制と降雨対策を施すのに時間がかかってしまい、3番目のウェーブスタート となる。

なぜか冒険の船出のようなハイテンションで、サイクリングセンターを後にした。

・・・

それで?

完走したさ、もちろん。12時間55分かかったけど。

ふ〜ん。


いや、それは辛かったけど、心配してた雪は降らなかったし、雨もそうでもなかった。
寒かったけどね。朝より昼のほうが寒いくらいだったよ。
でも装備をしっかりして行ったから、なんとかなったのだと思う。

じゃ予定通りってわけ?

そうさ、自分の実力と天候と安全を考慮して最初から12時間半ペースで行こうと思ってたから。
峠は汗かかないように超ゆっくり登ったしさ。
途中でハンガーノック気味になって30分遅くなったのが誤算だけど。

寒いと普段よりエネルギー使うのよ。

それと、お守りのお陰かな。
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この「てる坊」と「無事カエル神」の御利益はすごい!
なにしろ、エントリー120名に対して47名の出走。完走者44名。
この44名の馬鹿者の中に入れたのはちょっとばかり自信になった。

だけど自転車泥々になって、自転車屋さんにオーバーホールに出したんでしょ ?
幾らかかったの?

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うん?いくらだったかなぁ?

あら、こんなところに自転車屋のレシートが落ちてる・・・

あっ、だめ、あっ。。

ろ、ろくまんえんーーーーー!!!!!!

わわわわ 

 こ、このろくでなしの、おおばかやろー!

BRM223埼玉200アタック真壁城

アタック真壁城行ってきたどーーーっ!

やっとブログ書く気になったんだ?
ほ〜んとブログもブルベもいつもギリギリ隊なんだからっ! 

 うっ、と、とにかくスタート地点は入間の豊水橋下。
ここは去年アタック小田原城のスタート地点で1年ぶり。
スタートは7時。気温は0度。

そして去年北海道で一緒だった花ちゃんことよっしーさんと久しぶりに会えた。
もう一人、去年よっしーさんと一緒に浄土平を登ったさくらんぼさんもエントリーしているはずだが、急にご家族の不幸があったみたいで、やはりDNSらしい。残念。

よっしーさんは亀太郎の男性二人と走るみたいで、孤独を愛する自分は「道中どこかで会いましょう」と格好をつけてスタートしようとするも、よっしーさんの「一緒に走りましょうよ」の一言でキャイ~ンと尾っぽを振ってご一緒させていただくことにした。

先頭を引くのは亀太郎ジローさん。方向音痴のジローと呼ばれているらしいが、とんでもない。1日正確なルート案内で我々を引っ張ってくれた。

その後ろは亀太郎代表?の旦那さん。3週間ぶりの自転車だと謙遜していたが、速い速い。
もっとスピードを出したくてたまらない風情だったが、貧脚が一緒ではそれもままならず、申し訳ありませんでした。
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で、自分の前はよっしーさん。
北海道以来で懐かしいーーー!
感動の大雪600をまた思い出してしまったぜ。

ま〜た女子のお尻をおっかけてんじゃん、このエロオヤジ!

た、たまたまだって、ほんと、ほんとだってばぁ、優子。

順調に52km先のミニストップ大利根店に9:45分頃到着。
よっしーさんはお腹が減ったのか大量買い。
若さって凄い!
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そして自分もよっしーさんも、北海道の時より一回り人間が大きくなったような気がする。

それって太ったっていうことでしょっ?

これっ!優子!め、めっそうもない。
ぼ、僕の勘違いだよ。

そして嬉しいハプニングが。
残念ながらDNSだったさくらんぼさんが突然現れて、真壁まで一緒に走ってくれることに。


この方は正統派ローディー。
自分のような我流よたよたブル兵衛とは血統が違う。
浄土平では、笑ってしまうくらい離されてしまい、大変待たせてしまった。

初ブルベがDNSで可愛そうだったが、あんなに速い女子がまた一人ブルベ界に参入してくるのは、嬉しいような、困ったような。

といってる側から、8時スタートのとんでもなく速い女子に抜かれる。
冬でもしっかり日に焼けてる方で、その勇姿はどこのブルベに行っても見かける有名な方だ。

あ、知ってる。夏に裸同然で走っている人でしょ?

こ、これっ優子!タンクトップと言いなさい!

自分としては良いペースでPC2折り返し地点のりんりんロード真壁に到着。
12時半頃か。
みんなで記念写真。
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真壁で有名なコロッケ屋さんでメンチカツを2個食べて、近くのセブン-イレブンで昼食をとって、さあ、これから後半戦。

・・・・

・・・・

・・・・

・・・また始まった。

・・・・

また例によって記憶がないって言うんでしょ?
芸がないというか情けないというか。


 だ、だって・・・

はい、はい、ぼくちゃん大変だったね〜。
今度はどうしちゃったのぉ? 

コロッケが消化してくれなくて吐き気がだんだん強まって、そのうち体に力が入らなくなって・・・それで、みなさんに体調不調でついていけないから先に行ってと言って、そして一人ぼっちになって・・・ 。

コロッケぐらいで、弱っ!

だって本当にペダル漕げなくなって、すすきが密集している空き地に緊急停車。
それで草の上に横になって、少し吐いた後、目をつぶって深呼吸したんだ。

でもなんか臭い。
獣の糞のような強烈な臭気が鼻をつく。
よく見ると草の上と思ったのだが、黒い濡れた土が露出しててその土自体もヘドロのような匂いがする。その上、洗剤の容器とか得体のしれないゴムの物体とか、ありとあらゆるゴミが散乱している。

きったねーーーー!
そんなとこに横になったの?

だって背に腹はかえられないんだもの、しょうがないさ。
いつものように非常食を食べて深呼吸を繰り返すうちに寝てしまったらしい。

うわあ、信じられない!

そんなこと言うけど優子。ちゃんとしたところの奥様が、雨の中道端でうずくまって寝るのがブルベというものなんだよ。僕なんてまだまだ駆け出しさ。

どのくらい寝たのかわからないが、何か異様な気配を感じて目を覚ますと、その悪魔の様な邪悪な姿をしたカラスが、何羽いただろう、50か100か、とにかく大量のカラスが電線や杭や、自分を取り囲むように留まってギャアスカ叫んでいる。

こわーーーい!

ちょっと待てい。
僕はまだ生きている!
お前らに喰われてたまるもんか!

ということで、よたつきながらもその場を去って、また走りだした。

しかし、少し良くなったがまだ20kmも出すことが出来ない。
これは皆とっくに行ってしまっただろうなと思ったら、先の名店ぽいお菓子屋さんで皆さんにこやかにお菓子を食べてる。

グルメじゃああああ!

とにかく亀太郎の方々は、グルメに対する根性が半端ではない。
どのように走るかより、何を食べるのかに情熱を傾ける傾向がある。
ま、それも余裕のなせるわざかもしれないのだが。

また4人のトレイン再びと思ったのだが、やはりついていけない。
1m、5m、10mと離され、またロンリーおじさんとなってしまった。

そして反対車線に手を振りながらすんごいスピードで近づいてくるローディーが・・・

さくらんぼさんだ。

皆を見送って帰るところらしい。

「頑張ってくださーーい!!!」

元気を貰って少し巡航速度もあがったような気がした。
そしてPC3に着くと、まだ亀太郎のみなさんは休憩中だった。

間に合ったぁ。

そしてここからは、よっしーさんの痛めていたアキレス腱の具合が悪くなったので、ゆっくりと進むことになり、なんとかついていけるようになった。

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ゴールはもう真っ暗。
19時半頃か。
記録は12時間41分。

今回も色々な人に助けられて完走することができた。

オダックス埼玉のスタッフのみなさん、ありがとうございました。
今年も豚汁、たいへん美味しゅうございました。
また、アタック東照宮でお世話になります。

亀太郎にみなさん。こんな貧脚・体調不良の自分を見捨てず完走させていただきまして、ありがとうございました。

いっつも毎回なんだかんだとあるね〜。

でもなんとか復活して完走する粘り強さが僕の持ち味だんだから。

へ〜、そうなんだ。持ち味ね〜。

そうともさ。

じゃあさ、明日から行くBRM302宇都宮200茂木なんだけどさ。

な、なんだよ。

天気予報では、気温最高8度・最低−2度、降水確率70%、雪混じりとなってるんだけどさー。
その粘り強さとやらで、頑張ってきてね〜!


えっ!?
それ本当?
うわっ!マジじゃん!
えぇぇぇぇーーーーーーーーーーー!!!
雪ーーーーーーーーーーーーーーー!!!



 

BRM208 R東京300 満喫沖縄


先日あこがれの沖縄本島一周ブルベ「BRM208満喫沖縄」に参加してきた。
今回は連休を利用して4泊5日の家族同伴旅行。

雪国を発って・・・
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飛行機に乗って・・・
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やってきたー南国沖縄 \(^o^)/ 
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予報では雨だったが、気合でこんな良いお天気に変えた。
ホテルも閑散期ということで無料アップグレード!
そこだけエレベーターの中でカードをスキャンしないと行けない最上階。
しかも部屋の中に那覇の夜景を一望できる温泉風呂があるペントハウス。

とてもブルベ 前泊と思えない豪華さ!
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まあ、しかし明日一日中家族をほっぽらかして 遊び呆けるのだからこれくらいの出費はしょうがない。 

明けて翌日早朝3時起き。
清々しい沖縄の朝の空気を吸おうとベランダに出てみるとなんと雨がザーザー。
あわてて予報をチェックすると、6時ころには雨はあがり終日曇の予報。

まあ、なんとかなるだろうと、スタート地点のホテルのロビーに向かう。
気温は17度。
夏用半袖ジャージにベスト。下は一応膝を冷やさないように3/4ビブショーツ。
PC1までの平坦区間で貯金を少しでも作りたいので、雨具は着ないことにした。
雨よ、頼む、あがってくれ。
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なんだかんだで結局出走者はたった8名。
300kmを8名で走るんじゃ、1日じゅうソロ状態だろうな、寂しいな。
と危惧したのだが、実際はまったく逆だった。

スタートは5時。南国の夜明けは遅い。
まだ真っ暗な那覇をスタートする。
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先頭でスタートしたのだが、すぐにとても早い方に追い抜かれる。
微弱な追い風が吹いていて後ろにつくことも可能だったがなにしろ路面が超ウエット。
30km以上出すととたんにお尻から後頭部までびっしょりになってしまう。

先は長いしここは自重して25km〜28kmくらいで淡々と巡航する。

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7時20分頃、やっと太陽が登ってきた。
おっせーんだよっヽ(`Д´#)ノ
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そしてこの頃から椰子の木が揺れ動くほど風が強くなってきた。
基本横風8、向い風2ぐらいか。
前輪が取られてふらつくのを抑え、ナーバスになりながら走る。

71.8km先のPC1には8:17着。平均22km/hほどか。
ここで早い方二人を除く6名が顔を合わせる。
なんとこれからこの6名は、バラバラでありながら不思議と一緒のペースで走ることになる。

また雨が強くなってきて、気温も下がってきた。
上下雨具を付け、折り返し地点の奥共同店に向かって走りだす。

PC2の奥共同店までは約80km、獲得標高1500mという難所。
風雨ともに強くしかも向い風基調となってきた。

登って降りてまた登る、そしてまた登る。
気の遠くなるような苦行が延々と続く。

事前にR宮城のYO-TAさんから教えてもらっていたからまだ良かったが、沖縄のやんばる地域は地形的に頂上だと思っても、まだそこから2〜3回は頂きがぐにゅぐにゅ続き、なけなしの気力を次々と削っていく。

そしてある下りで突然の強風で後輪がスリップ。ドリフト状態に陥るがカウンターをあてて体重移動でなんとか落車を免れた。
でも心臓はばっくばく。
それからは怖くて下りも飛ばせなくなる。

この地域は当然コンビニもなく自動販売機さえもほぼない、サバイバルコース。
しかし、海側に降りた時に、このような共同店があり、つい休んでしまう。
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そして景色がいいからと言い、一休み。
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頂上だからと言い、一休み。
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幸い雨もあがってきたし着替えるかと言って一休み。
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そしてヘロヘロになってPC2奥共同店に滑りこむ。13時55分・区間平均 14.3km。
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 貯金は1時間ちょっとしかないが、疲労がたまっており腹も空いたのでテーブルのあるところで座ってゆっくりすることにした。

結局ここでも前後はあっても6名が全員揃う。
こんな南国の果てまで来て風の中300kmも走る同志ということで親近感はマックスなのだが、お互い照れて微妙な距離感を保ったまま食事をする。

そんな空気も読まず、自分は「脚が終わった」とか「復路が向い風だったらどうしよう」とか「那覇に近づくと信号峠があるからこの貯金では危ないのではないか」などと愚図々々自分の不安を人にぶつけて少し安心するという小汚い技を繰り出していた。

そうすると@40さんからとびきりの笑顔で「大丈夫ですよっ」と励まされ、@50さんからは「どっちにしろ帰るしかないんだから、考えてもしょうがない」と事実をあらてめて告げられ、自分の姑息さを恥じることになる。

この@40さんはたぶん20代の超若者。いつもにこにこ元気でしかも親切。
登りなんか自分の倍くらい速いが、今回が初めてのブルベだという。
でもよく300kmぐらいは走るという謎の好青年。

@50さんは、年齢はおじさんで昨夜の前夜祭で一番の長老だったと言っていた。
淡々としたペースを守ってさすがブルベの経験者。
曽我梅林でご一緒だったらしい。

このお二人と一緒に走ることはなかったが、この後不思議と休憩場所とかPCで一緒になった。

@50さんの言うとおり愚痴を言ってても1mmも進まないので嫌がる体に鞭打って、奥共同店を出る。

出るとすぐまた登り。
標高200mくらいの登りだが、きつい、きつい。
でもこの登りを超えると西海岸に出て、もしかして追い風が背中を押してくれるかもしれない。

そしてそのとおりとなった。
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何もしなくても40km出ちゃう。
これはこのままこの強風に乗って西海岸を疾走すれば、ゴールは楽勝!
そんな至福の時は1時間と持たなかった。

国頭村に近づくにつれ地形が複雑になり、今まで味方だった強風が横風になり、そして向い風となって牙をむき出してきた。

も、もしかしてここからゴールまでこの強風向い風?
それは無理でしょ、いやいやいや無理無理無理!

もう疲労がたまっている脚に立ち向かう力はなく予定外だが道の駅「ゆいゆい国頭」に逃げ込んでしまった。
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ここの素晴らしいトイレでゆっくりと軽量化と睡眠不足解消をし、ベンチに寝っ転がりながら6人の方々が通り過ぎるのを呆然と眺めていた。

気分は完全にDNF。しかし交通機関がないのだよ!
しかたなしによろよとと@50さんの言葉を噛み締めながらスタートした。
「どっちにしろ帰るしかないんだから」

8kmぐらい先の道の駅で@40さんと@50さんを見かけた。
自分だけではない、皆同じように苦しんでいるのだと思うと少し元気が出てきた。

しかし、海岸沿いを走る国道58号を右折し、屋我地島橋を渡り西に向かうと完全な向い風となってきた。
しかもワルミ大橋までは立派な峠のような登りが続く。
軽やかなペダリングで@40さんと@50さんに抜かれる。
地を轟かせて強風が行く手を阻む。
椰子の木が狂ったように踊っている。
すでに日も暮れ、濡れた体に風があたり体温と気持ちを奪っていく。

ワルミ大橋を渡ってからPC3ローソンまでの12kmがさらに長かった。
向い風に加えアップダウンの連続で、この苦行が我が業を焼きつくすまで続く宿命のような気がしてきた。

休むことは出来なかった。
一度足を止めバイクから降りたら二度とサドルに座る気にならない恐れがあった。

PC3のローソン本部浦崎には18時28分着。
最初の追い風40kmも今の苦行で食いつぶし、区間平均時速14.9km/hに落ちてしまった。

もうとっくに最後尾一人旅だったと思っていたのだが、@40さん達はまだ着いたばかりだという。
「向い風は皆に平等ですよ」
おもいっきりの笑顔で息子のような歳の@40さんにまた教えられてしまった。

ここはイートインがあって暖かく、つい長居をしてしまいそうな恐れがある。
貯金は1時間ほど。
この先この強風の風向きがどう変わるか、那覇までの信号峠はどうか、ときどき思い出したようにぱらつく雨は大丈夫か?
補給もそこそこにPC3を出てゴールに向かうことにする。
その時前に行っていたとおもっていた3人の方がPC3に着いた。

なんだ、今のところ3位じゃんオレ。
とたった8人しか出走者がいないのも忘れ気分を良くする。

PC3を出ると道の方向が変わり追い風基調となった。
今までとは別世界だ。
名護の街を抜けまた国道58号に入ってもこの追い風基調は続いた。

これはなんとかなるかも?

希望が戻ってきたとたんに、脚も回るようになってくるから不思議だ。

しかし、なんと今度はメカトラブルが襲う。

リアを変速するとなぜかフロントのクランクからチェーンが落ちてしまう。
午前中一度その現象があったが、ここにきて頻繁に落ちるようになってしまった。

落ちるー直すー走るー落ちる

もう神経症になりそうだった。
これが自分の手かと思うくらいネバネバ真っ黒。
触るもの触るものすべてが黒くなる。

でもチェーンを掛け直さないと前には進めない。
しかたがないのでリアの変速は諦め、ほぼ固定ギアで進むことにした。

どうしても手を洗いたくなったので急遽コンビニに寄る。
手を洗い顔を洗い豚汁を飲み、すっきりしたところで@40さんと@50さんがこのコンビニに入ってきた。
つくづく縁がある。

那覇が近づくと、信号が多くなったきたが、それも今の自分には適度な休憩となって助かるほどだ。
残り10km、残り5kmとこのゲームの結末が見えるようになってきて俄然気持ちも高ぶってきた。

こんなにお金をかけてこんなに遠くまできて完走できなかったら最悪だなというネガティブな不安から開放され、現金にもアニソンを歌いながら夜の那覇を疾走する。

えっアニソン?
僕の時代は鉄腕アトムでしょっ!

そしてたぶんここがゴールのファミマかな?違うかな?とスピードを落としたその時、ビュンと2台のバイクに抜かされた。
@40さんと@50さんだ。
そしてそのまま連なってゴーーーーーーーーーーーール!

悔しい、最後で差されて5位になっちゃったというのは冗談で、ゆっくり最後の勝利の美酒を何にするか選んで、そしてレシートゲット。
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23時28分着。302.6km、18時間28分
旅の終わりを祝い、3人でホットコーヒーやホットレモンなどで乾杯。

そしてスタート地点のホテルまで戻り津村R東京代表にゴールチェックしてもらう。

結局その後の3人の方も時間をおかずゴールで、ほとんど6人が団子状態で走っていたことになる。

結果は全員が完走。
辛く苦しく、ちょっと寒くて蒸し暑い、美しくも楽しい1日がこれで終わった。

スタッフの皆様、ありがとうございました。
特に代表の津村さん。
過酷なスケジュールの中、大変でしたでしょう。感謝しております。

一緒に走ってくださった6名の方及びあまり早すぎてお顔も分かりませんが2名の同志の方。
沖縄ブルベの旅、大変楽しかったです。
ありがとうございました。

・・・。

ん?

ふぅ。

おや優子いたのか?
今回は悪態もつかないで、やけに静かだったな。

何が悪態よ。
風雪吹き荒れる仙台空港の荒れ野の駐車場に五日間も放置したくせに。


そうだっけ?

もうこのままスクラップにされるのかと思っちゃたわよ。

ごめんごめん。
だからその後すぐに車検を通したじゃないか。
AFも交換、プラグも交換、ベルトも交換、とっても高かったぞ。

まあ、いいわ。
ところで、どうするの?


何が?

何がって週末のアタック真壁城、DNSするんでしょ?

いや、行くつもりだけど。

ええっ?

ずっと水曜日まで風邪で寝込んでいたのに大丈夫なの?

うん、もうだいぶ良くなったから、まあ行くだけ行ってみるよ。

あなたの健康が大丈夫って聞いたんじゃないの。

3日間も会社休んで、それで週末にブルベなんていうとんでもない遊びをしに、埼玉くんだりまで泊まりがけで行くなんて、、、反社会的行為をしても会社の席がなくならないのって聞いたの?

ぐぐぐぐ・・・・

ああ、それとさぁ。
沖縄帰ってきてからかれこれ2週間近くなるけど、まだ自転車をプラスチック箱からだしてないよね?

あぅぅ。

どうなってるかなぁ?
あの時のドロドロぐちゃぐちゃでハンドル外したまま、シートポストはずしたまま、リアディレーラー外したままで、石垣島とかレンタカーに入れっぱなしで観光したり、飛行機のカーゴでぐちゃぐちゃになったりで、もうどんなになっちゃっててるか興味あるから、早く箱開けてごらんよ。


むぅぅぅ・・・

もう明日出発でしょ?
私、知ーーーーーらないっと。











 

BRM126宇都宮200km牛久

AJ宇都宮の200kmブルベ牛久発に行ってきた。

前回の曽我梅林のあまりの情けなさを優子から馬鹿にされて以来、多少反省した。

もう少し巡航速度を上げなければ話にならん。


ということで前日土曜日にこんな所やあんな所を走り回った。
 

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あれーーー!?

出張で仕事してたんじゃないのぉぉぉぉぉ?


しーーーーーーーー!

優子、声が大きい。

そ、それは、出張だから、仕事はしたけんど、しからば土曜に自由時間をとっても大きな罪になるとは言えないのではないかと推察するに、ど、どうだろう?


仕事の出張とブルベ遠征を重ねて旅費を浮かしたのね?


ばばばばば・・・、こ、声が大きいって。

誰がどこで聞いてるか分かんないんだから。


ずるがしこーーい。


シャーラップ!!!


ということで、なんだかんだで200km走ってしまい、図らずも連日200kmの練習となってしまった。


それでもばっきーさん達なんか正月から400km走っているし、よっしーさんだって連日200kmをすでに経験している。

(アキレス腱の痛み治ったぁ?)

自分だって、来るべき夏にそなえて頑張らねば。


予報では朝のうち雨が残るとのことだったが、晴れの女神「しほ」さんが参加してくれたお陰で、雲ひとつ無い日本晴。まめてる様ありがとう!

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さっそくしほさんと師匠のなおきさんにご挨拶。

お二人の師弟コンビとは去年の埼玉300霞ヶ浦以来。

しかし実際にお話するのは初めて。


なおきさんから拙ブログ見てますよと言われ、大変恐縮してしまった。

こんなスチャラカブログでも、見てくれる人いるんだよね。


このスタート地点の大野屋は、2年前初めてのブルベBRM226宇都宮200のスタート地点。

事情があって残念ながら営業を停止するとのこと。

記念に今期から代表を努められる「へばな」さんと記念写真。
 

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へばなさんは初代ママチャリの達人として有名なお方。

去年の夏、宇都宮600の試走で、雨の浄土平と稲子峠を越え上山の凶悪”なでらまん農道”に来られた所を励ましのお声をかけさせていただいた。

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雨の中、考えられないような山岳コースを300kmも走ってこられたお姿に感動してしまい、涙ぐんでしまったことを思い出す。


さて、ウェーブで7時5分にスタート。

皆さん、速い速い。

いつもの如く次々と抜かされていく。

なんとか脚が合うかと思った女性にもちぎられ結局一人旅。
 

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いつもの予定調和の光景なので悔しくもなんともない。

向かい風の中気楽に心拍130、速度20km~23kmで巡航。


そしてついに7時10分スタートのなおきさん・しほさん達の4連結トレインにも豪快に抜かれてしまった。

見る見るうちに遠ざかる亀太郎のピンクのジャージ。


その時自分の心のなかにある化学変化が起きた。

自分に対する激しい怒りが心の中に渦巻いたのだ。


ちきしょー!


猛然とダンシングでもがいて追いつき、しほさんの後ろにつく。

何としても付いて行きたかった。

安全に調整して完走をめざす、今までのひ弱な自分に嫌気がさしていたのだ。


しかし、そうは言ってもやはり速い。

向かい風の中、時速25km~30kmのペースだ。


あっというまに自分の心拍は150を越してしまう。

苦しいし、辛い。

でも、久しぶりに沸き起こった暴力的な男気とでもいうような感情に身を任せ、心のなかで、ちきしょー・ちきしょーと叫びながら、それでも付いて行った。


それにしても、しほさんのフォームが美しい。

去年の埼玉300で初めてお会いした時は長い脚を持て余し気味に少し上半身が揺れていたように記憶していたが、今回では上半身が安定しててびくともしない。

それに脚がバイクに対して完全にスクエアに、そして高ケイデンスで綺麗に回っている。

「これはこの娘はこれから恐ろしく速くなるなぁ」
 

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そんなことを思いながら、限界が近づいてきてもう駄目かなと思ったその時、トレインはコンビニの中に吸い込まれていった。

えっ?休憩?助かった、なんて思ったが何の事はない51.2kmのPC1だった。


「えっここPCですか?付いて行くのに精一杯で分からなかった」と言ってなおきさんから呆れられてしまった。


9時29分着なので、自分ではありえないほど速いペースだ。


なんだか興奮状態のまま、おにぎりとコーラを買い、食べながらトイレ待ち列に並ぶ。

弱者が経験で身につけた最短コンビニ休憩の術だ。


そして何かに追われるように単独でPC1を出る。


しかし向かい風の中の単独行はやはり辛い。

結局巡航速度は20km/h程度に落ちてしまう。


それでも1時間ぐらいは一人で苦しんでいたのだが、ちょうどその時抜かされたカップルの脚が合いそうなので付かせてもらった。


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あのさあ、女子の後ろばかりストーカーしてない?

このエロおやじ!


し、失礼な!

ば、馬鹿なこと言うなよ、優子。

けっしてそんな邪な気持ちはないって。

それに少し離れてペースを作ってもらっていたんだ。


そしていつのまにかそのカップルも抜かしてしまい、折り返し地点のPC2宇都宮サイクリングセンターに12時12分着。


ここではいつも芝生で寝っ転がってストレッチをすることにしている。

それでも体が冷えないように15分位の休憩にとどめてスタート。


寒気が降りてきて風も強まってきた。

ここからは追い風のダウンヒル、ボーナスステージだ。


30km/hから40km/hで苦もなく巡航できる。

いけ~!飛ばせ・飛ばせ!今飛ばさないでいつ飛ばすのだ、いけ~!


そして下りが終わり、風も横風となり時には向かい風も混じるようになって急に疲れが現れてきた。

気持ちも続かず、禁断のPC以外のコンビニ休憩もたっぷりしてしまう始末。


よたよたと153km地点のPC3に辿り着いたのは14時28分。


コントロールポイントと書かれたテントに用意してあった椅子にもたれ、ああもう疲れちゃったなぁ、後は適当に流せばいいかなんて思っていた時、気付いた!


このペースって、もしかして10時間を切れるんじゃない?

嘘!夢の9時間台?

いや、頑張ればありえる!!!


よっしゃあーーーー!!


とにかく取るものもとりあえずスタート。

風は横風が多いが平坦で信号もなく、頑張ればスピードに乗せることが出来る。

なんとか30km/h巡航を維持しながらもがいているといつのまに髭のおっさんが後ろについてきていた。


しかし、今は脚よ折れろとばかりに飛ばすだけ、後ろなんか気にならない。

それに後ろにつくと行っても3mぐらい間を開けてくれているので紳士的な人だ。


しかし、いよいよ風が強まり疲れが貯まり、もう駄目かなペースを落とすかなというその時、信号待ちで後ろのおっさんが話しかけてきた。


「いいペースですね。一人じゃこのペース出ませんから助かってます」


そうかこんな俺でも他人の役にたっているならもう少し頑張ってみるか。

ヒィィィーーと思いながらもまた30km/h巡航に戻す。


ふと見ると心拍160を超えている。

今日は一日中150以下に下がってないぞ、死ぬんじゃないか。

止めよう止めようと思うと、まるで察したように


「これは5時前に着けますね、頑張りましょう!」


ヒィィィーー、助けてくれーーーーー

もう限界!

死ぬ死ぬ死ぬーーーーー!


「ほら、前方を見て下さい。牛久のあたり真っ黒い雲がありますよ。これは雨が降りますね。頑張りましょう。もう少しです。」


そ、そないゆうなら、あんさん前ひいたらいいがな!

と思うが前に行く気配はまったくない。


ハンガーノックだ。今日はきちんと食べてないからこんなに目の前に星が飛ぶんだ!

もう10時間なんか切るのなんてどうでもいいから助けてくれー死ぬのはいやだーー!


そしてこの髭のおっさんから逃れるように走っているうちに、いつのまにか大野屋に着いていた。

まだ明るい。

到着時刻16時55分。

9時間50分で走り抜けてしまった。


呆然としながらブルベカードを提出し、車に乗って常磐高速に乗ったあたりで体に強い震えが襲ってきた。

ハンガーノックキターーーーーー!


あわててSAであたたかい蕎麦と牛肉丼をかっこんで、命を取り戻すことが出来た。


へばなさん、宇都宮スタッフのみなさん、また宇都宮ブルベで想い出深い1ページを刻むことが出来ました。

本当にありがとうございます。

また3月2日にお世話になります。


長いぃぃぃぃぃーーーーーーー!


おう優子。


優子じゃないわよ。

ちょっと成績がいいと、こんなにあれこれ書くくせに、駄目となると「記憶に無い」だもん、ほんとに現金というか調子がいいというか、呆れるわ。


ん、まあ今回は超平坦後半追い風だらけのボーナスブルベだったからね。

みんな参考記録だなんて言っているくらいだからたいした事無いさ。


可愛くないなぁ~。

嬉しいなら嬉しいって素直に言えば?

帰りのクルマの中でず~と上機嫌で鼻歌歌っていたくせに!


ぐっ・・・・・。












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