ガオル戦記

ガオルとは、山形弁で弱る・疲れきるという意味
自転車であちこち走り、七転八倒する様を書いていきます

GOKISOホイール

それは、土曜日の夕方のことでした。
会社から帰ると、届いていました、待ちに待ったあのブツが。

ねぇ、なんかでっかい荷物きてるよ。

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おお、やっときたか。

また何かチャリの部品買ったな?

いや、まぁ、うん。

何買ったのさ?

うん?いや、ホイールをちょっとね。

チャリの車輪?
たくさん持ってるじゃん?
部屋中車輪だらけなのに、また買ったの?


これはね、僕のような貧脚にとって魔法のホイールなんだ。

つーか、これ重くない?こんなんで速くなるの?

重いんだけど、ハブに秘密があってだな、そもそもこのメーカーは航空機の・・

これいくらするのっ?なんか高そう!

いやぁ、そんなには、性能に比べれば、おい、優子、よせ、ググるのは!

えーと、GOKISOのクリンチャーホイールは・・・

あわわわわ


  ぎゃああああああああああぁぁぁぁぁぁ( ̄∇ ̄;)


こ、こら、そんな大きな声を出すな!

何?この値段?
私のホイール4つ分より高い!
315馬力の私より高いチャリの車輪って、どういうことよ!


いや、だってそりゃ不安なんだ、このままじゃ、400kmとか600kmとか無理なんじゃないかって。
だから、せめて、機材ぐらいは・・・・

へえー、あ、そ。
この車輪つけると、平均時速16kmからいきなり25kmとかになるわけ?


いや、そこまではならないけど、少しは楽に長距離走れるようになると思ってさ。

あのね、練習しないで、道具だけいいの買っても無駄だと思うよ。

まあ、そう言うなよ。ブルベに挑戦するのも趣味のうちなんだから。

ま、勝手にすれば。
あ、そうそう。最近私さ、長距離走り過ぎで調子がいまいちなのよね。
だから、今度の金曜日の埼玉行き、輪行かなんかで行ってね。


えぇぇぇ?優子ちゃん、そんなこと言わないで、ポテンザ買ってあげるから。ねぇ?



そんな、こんなで、12-27Tのお嬢スプロケつけて日曜日久しぶりに地元を走ってきました。
いやぁ、銀色に輝く山々の頂の美しさときたら・・・。

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久しぶりに峠を登りました、

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さすがに山にはまだ雪がたくさん残っています。

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60km程のライドでしたが、新しいホイールでの地元ライドということで気持ちの良い汗をかきました。
今週末は、BRM323埼玉300です。
幸い、超平坦基調ブルベなのでGOKISOのホイールの真価が発揮されるのではないかと期待しています。

ねぇ、ちょっとぉ?

なに?

なに気取って丁寧語なんか使ってるけど、結局GOKISOのホイールのインプレはしないの?
こんな変な自転車ブログでも、読んでくれてる人に叱られるよ。


うん、そうなんだけどね、
とても良かったことは確かなんだ。

踏むというより、クランクの円周にそって優しく回してあげる感じのペダリングだと、驚くぐらい少ない力で巡航できる。

上りは、最初はホイールの重さが気になったのだが、不思議なことに重たいんだけど、何故かするする回せるし、いつもより速いペースで登れたことは確かなんだ。

下りはもう怖いくらい速いし、狙ったラインを正確にトレース出来るから、尚更速くってヤバい。

まあ、一言でいうとただ者でない慣性力ホイールというとこかな。
でもね、まだなんか腑に落ちないというか騙されているような変な気分なんだ。

だから週末のブルベで、お腹いっぱい300km走って初めて本当に良いホイールなのかどうか分かるとおもってさ。

ふ〜ん、あなたって、いい加減な性格のくせして変なとこ疑り深いのね。

あっ!ポテンザと新しいスタッドレス止めて、コルナゴでも買っちゃおうかなぁ♪

・・・ごめんなさい、言い過ぎました・・・。





 

BRM303宇都宮200km 日立発

終わったどぉー。
恐怖のブルベ4連チャン、毎週ブルベ月間終了ーーー。 

   ちょっとぉ、更新遅すぎっ!

だって、二日間はブルベのブの字も自転車の自の字も見るのも嫌だったんだ。

まあ、しょうがないか。
おつかれさま。
よく投げ出さないで1ヶ月頑張ったね~。

おお優子、ありがとう。
1ヶ月の間、何回も止めようと思ったことか。
でも優子も毎週の長距離ドライブにも頑張ってくれてたし、なんとか終わることが出来たよ。

で、今回はどんな感じだったの?

今回のブルベはAJ宇都宮10周年記念ということで、AJ宇都宮最初のブルベの再現コースを走ったんだ。

いつもの見慣れたブリーフィング光景。

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10周年記念ということで、自分でも知っているブルベ界でも有名な古狸 ベテランの方々が見受けられる。
ブリーフィングでは、国道区間が多く交通量が多いので十分注意するようにとの注意があったが。

大丈夫ですっ! アタック小田原や、曽我梅林で苦しめられた国道134号や横浜駅前の邪悪な交通量にくらべれば、のどかなもんでしたよ、スタッフの皆さん。

ウェーブスタート4番目で久慈サンピア日立を7時5分にスタート。
気温は0度くらいか、寒いけどもう慣れた。
快晴・微風、昨日の強風に比べ好条件が揃った。
これは、初めての10時間台も狙えるかも。

前回から、スタートして20分間は脚の不具合を見つける業務点検時間にすることにしている。

ん?右足首がちょっと痛いな、少しパワーを落として様子を見よう
あらら、今度は左の膝裏に微かな痛みが・・・
大丈夫かな、不安だな、またもう少しパワーを落として様子を見よう

こんな感じで、慎重にも慎重を期して各部を点検するのだ。

まあ、あちこち痛いことは痛いけど、たいした事なさそうだし体も温まってきたことだし、そろそろ行くかと思ったら、ランドヌールの田村編集長率いるトレインにびゅんと追い抜かされたので、少し距離を置いて従いて行くことにした。

結構速い。
特に、上りはダンシング一辺倒で、ぐんぐん登っていく。
はは~ん、編集長、今年は何かチャレンジするようなこと書いていたけど◯◯のことかぁ。

なんて思っているうちに、息があがってきた。

ついていけねぇ~~!

なんていうか、脚が全然回らなくて、平地25kmから28kmぐらいでも心拍数が150を越えている。

こりゃダメだっていうことで、ペースを落としがっかりして視線を落としたその時に

     な、なんじゃこりゃあ!?

アウターの白いジャケットが血だらけで赤く染まっている。

これは、たぶん・・・
グローブで顔を拭うと、グローブも赤く染まってしまった。

       は、鼻血だっ!

自分は疲労が蓄積したり、内蔵に不具合がある時には、必ず蕁麻疹か鼻孔内の血管が切れ鼻血が出る体質なのだ。
仕方がない、緊急停車を余儀なくされた。
そしてティッシュを鼻に詰め、下を向き、指で鼻の根元を押さえて鼻血が収まるのを待った。

良い子の皆さん、鼻血が出たときは上を向いてはいけませんよ。血が気管に詰まって危険です。
by 医者

やっぱり4週目ともなるとサカつくみたいに見えない疲労が蓄積するのかなぁ、今日も先が思いやられるななどと意気消沈しながら、またとぼとぼと進みだした。

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それでも32.8km先のPC1には8時34分に到着。
平均22kmぐらい出てるから、鼻血休憩を考えれば良しとしようなんて思っていた。

これからどんどん、だだ下がりにパフォーマンスが落ちて行くのも知らずに。

PC2までは、それまでの国道からそれて「和の道」という慣れ親しんだ山形のような山間部田舎道を通る。

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しかし、脚が回らない、パワーがかけられない。
あっという間に34-28Tのインナーローに落ちてしまい、得意技のへろへろよろよろ走法を序盤から披露することになる。

75.9km地点PC2の道の駅きつれがわに10時57分着。

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PC1~PC2までの平均時速は18kmまで落ちてしまった。

今まではどんなに疲れても食欲だけは旺盛だったのに、何も食べる気がしない。
これじゃいかんと思い、スタッフお薦めのたい焼きを食するが、いまいち喉を通らない。
しかたがないので補給食のチョコレートとPowerBarジェルで凌いで、折り返し地点の宇都宮サイクリングターミナルへ向かった。

今までも微風なれど向かい風だったのが、この区間でははっきり分かるほどの強さになり、ほぼ平地でさえも時速20kmをきるようにようになってきた。
思い出したようにダンシングで25km以上出して自分を叱咤するのだが、今度は心拍が上がらずパワーをかけ続けることが出来ず、また20km程度に落ちてしまう。

国道293号でこんな低次元の戦いを続けているうちに、サイクリングターミナルへの分かれ道へときた。

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ここからの激坂が堪えた。
あたりには過去の数多くのランドヌール達の呪詛が言霊となって漂っていた。

   「最後の最後にこんな坂登らすなよっ!」

何人かの方は潔く押し歩きをなさっていたが、貧脚のくせに見栄っ張りの自分はロードバイクの聖地での押し歩きを自分に許すことが出来ず、ヒィィィーーーと喉から断末魔の小動物が発するような音を出しながら、異様に流れでる汗で視界がぼやけるのも構わず、右へ左へ左から右へと今にも止まるぞと見ている人をハラハラさせるような遅さで登っていった。
まるではいつくばるように。

折り返し地点サイクリングターミナル着12時44分。
平均時速16.4km!

コーラを飲んで、ピクピクとリズミカルにうごめく太ももを伸ばしながら隣の人に話しかける。

「結構向かい風きつかったですね。」

「本当に。100kmを6時間もかかってしまいましたからね。
でも帰りは追い風ですから、頑張って行きましよう。」

「そうですよね、追い風ですよねっ!そうかぁ、追い風かぁ」

そう、行きに向かい風ならば、同じ道を帰るのならそれは追い風でなければならない。

そう思い、よたよたとサイクリングターミナルを出たのだが・・・。

   残念!国道293号は向かい風でした。

あれぇぇぇ?
30分前は西風だったのに、なぜ今東風?
下りなのに漕いでも30kmも出ないぞ?

うわっ!5%の上りでもインナーローで時速10kmかよ。
あと100kmもあるのにどうしよう。
気持ちが、キレそう、ああ、嫌だ、どうしよう。
でもこの段階でDNFは格好悪いしなぁ。
ああ、でも、止めたい、辛い、風呂入りたい。

ブルベをするようになって、こういうネガティブな愚痴を実際に口に出すのが暗い快感になってきたような気がする。
これが、ブルベマゾっていうやつなのか!

それでもペダルを回し続ければ、少しづつでも進む。
PC4のセブンイレブンには14:24分に着く。
区間時速17.2km。

何か形あるものを腹に入れたかったのだが、貧脚グループ特有の悲哀、コンビニの棚にすでに何も無い現象がおきており、バナナとエネルギージェルだけ喉に流しこみ最後の戦いへと漕ぎ出した。

この区間にはラスボスと言えるちょとした峠がある。
元気なときにはなんということのない峠なのだが、体調不良の上、150kmにもおよぶ向かい風にやられた身には結構辛い。

斜度はたいした事はないのだが、登って降りてまた登ってと頂が3箇所もあり距離も長い山なのだが。

当然インナーロー、時速10km以下、それも維持できず8km,7kmと落ちていき・・・

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あれ!?前をよたよた走っている、この寒いのに短パンを履いたブルベーは、もしやしてフィリップさん?
まさか、あの光より速いフィリップさんがこんな所にいるわけが・・・
いや、確かにもうとっくにゴールしているはずのフィリップさんが、辛そうに喘いでいる。

なんとよたよたとフィリップさんに追いついてしまった。
顔を見ると、尋常じゃない白さというか、血の気がまったくない。
思わず「大丈夫ですか?」と声をかけてしまった。

「どうもダメみたいなので、どっかで休みます。どうか気になさらずに先に行ってください」

「あっ、いえ、あの、自分これが精一杯なので先に行けません」

フィリップさんはまさか時速5kmで走る自分より先に行けない人の存在が理解できないのか、不思議なものをみるような目をしてしばらく俺の顔を眺めていたが、小さく顔を横に振ると、ビューーーンとあっという間にすっ飛んで行ってしまった。

速っ!やれば出来るんじゃん!

当たり前のことをつぶやきながら峠を下ると、向かい風は尚の事強まっていた。
もはや脚だけでなく体全体が消耗しきっていて、道路の上を漂う塵のような存在と化していた。
しかしこんな状態でも仲間というのはいるもんで、先程から自分の後ろに付いている長身の若者がいる。長い緩やかな勾配のところで抜きにかかろうとするのだが、彼も消耗しきっていてなかなか抜け切れずにいるのだが、気になって鬱陶しいので

「先にいきますか?どきますよ?」

と声をかけてみると

「行きたくても脚が言うことをきかないんです」

と蚊の鳴くような声が返ってきた。
弱者どうしの悲しい心の触れ合いが可笑しくて、道を避けて先にいかしたのだが

彼もとことん消耗しきっていたのか、先に行くどころか、詰まってしまうくらい遅かった。
しょうがないから時速20kmにもいかない彼の後をしばらく付いて行ったのだが、あまりにも楽だったので脚がなにやら回復してきた。

ゴールまで残り10km程になった時、
「最後、頑張るから、お先にぃぃぃ」
とアタックをかけたのだが、思った以上に脚が回り、なんと時速35kmも出てしまった。
若者は当然付いてこれず、振り返るともう点のようになっている。

どうだ!若者よ!これがオジンの底力だなんて、最後だけ気分を良くしてゴールに滑り込んだ。

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ゴール時刻 18時51分 区間時速 15.8km
合計 11時間46分 平均時速17km 

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こうして地獄の4連戦最終戦は、不甲斐ない結果に終わってしまったが、完走は完走。
1ヶ月でブルベ900kmを走りきったことは、満足だしこれからの戦いにも繋げていけるのではないかと自己評価している。

ふぁ~~あ、終わった? 

なんだ、寝てたのか?

だって、長すぎるんだもん。

優子、どうだ?俺はやったぞ。
最初の計画を完遂したんだ。
本当に辛かったけど、それだけに達成感は最高だぜ。

よかったねー、えらい、えらい。

これで次の300kmや400km、そして600kmや夢の1000kmに向けて・・・
ん?優子、何やっているの?

去年と比べてどの位速くなっているか計算してるの。

えっ?計算?

そう、計算。去年が6回、計1,500kmで・・・

あ、あの、いいよ、計算なんか、その、もっとアバウトな情緒みたいなの大切にし・・・

あれ?去年の平均時速が17kmで、今年が、えーと16.2km?

・・・

    遅くなってんじゃん!

うっ、だ、だから脚つりとか信号地獄とか鼻血とか色々あったし・・・

去年だってブルベデビューの牛久200から始まって、パンク2回GPS故障の日光300とか豪雨・強風のアタック阿仁300とか獲得標高2,800mの十和田とか色々あったじゃない。それなのに?

あぅ、あ、その、だから

    遅くなってんじゃん!

う、・・・

あんなにお金かけて辛い思いして去年より遅くなってるってどういうことよ。
見てよ、私のスタッドレス!
毎週乾いた高速道路を何千キロも走らされて、もうツルンツルンじゃない。


あ、いや、ごめん・・・

この体たらくで400kmとか600kmとか、あたまおかしい!

・・・

何よ、何か言いなさいよ

・・・

ばか、泣いてるの?

ひっ・・・

泣いてる暇あるんなら、トレーニングメニューでも作りなさいっ!





 

BRM223曽我梅林

BRM223曽我梅林行ってきました。
その模様なんですが、どうも文章書くの苦手で困ってしまいます。
そこで以前、書いていたクルマのブログで登場させていた「優子」というキャラを再登場させて、優子との掛け合いで進めたいと思います。

ちなみにそのブログは下記です。

スカイライン 狼との格闘記



           BRM223曽我梅林 参加記

ボクなんかサァ、3週連続で都会の空気吸ってきたからサァ、すっかりアンニュイつーかコスモポリタンつーか、もうこんな雪国の田舎、似合わなくなってきたジャン?

優子:なんでもいいけど、鼻毛出てるよ。都会の空気吸い過ぎじゃない?

あぅうう。

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まだ夜明け前のスタート地点。緊張する。

優子:なんかどこかの国の秘密結社の儀式みたい。 

こら!
でもそんなものかもしれない。 

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信号の多さにかけては先週のアタック小田原城以上だったね。
何故か全部つかまるし
序盤はどんなに頑張っても平均時速が15kmくらいしかいかなくて焦ったよ。

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富士山、綺麗だね。

うん、小田原までずっと富士山に向かって走ったからね。

日本人に生まれてきて良かったぁあってやつ?

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あっ、この前の女の人速かったんだよなー。

この人に曽我梅林前の坂で抜かれて、よせばいいのにムキになって追いかけて脚終わらせちゃったんでしょ?

だ、だってこの方はランドヌールVol.2に載っていたSR3年連続取得の凄い方なんだよ。

だったら、付いていくなっつーの!

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PC1のあった曽我梅林だよ。9:51着だったかな。

もう梅が咲いているなんて違う国みたい。

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海岸沿いの国道
大磯、江ノ島、鎌倉、葉山と絵葉書のようなコースだった。

いいな、私も連れてってよ。
最近自転車ばっかりで、私とのドライブは夜の高速だけでしょ?

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なに撮っているのよ?

大昔、江ノ電に乗ってデートしたの思い出してさ。
                  ''青春はかなり酸っぱい''
な〜んてね。

フラれたのね、ふふふ

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ここがPC2があった三浦海岸。14:02着。

マグロ丼食べなかったの?

そんな余裕ありませんでしたっ!
 
行く前はいろいろと調べていたくせにぃ 

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横浜はずいぶん変わっていたなぁ、三浦按針の頃とは大違いだ。

いつの時代よっ 

えっと、ゴールの写真はないんだけど、18:04着で、12時間9分の旅でした。

あなたにしては上出来なんじゃない?

でもこれじゃあ、400kmとか600kmとか無理なんだよなぁ。 

それ止めたほうがいいと思うよぉぉぉ

やだ、挑戦するんだ。男が一度こうと決めたこ・・・えっ、何?

大変!見て見て!
BakkyさんPIPIさんがブログであなたのこと書いてくれてる!

あっ、ほんとだ。
ボクってサァ、もう有名人?

ヤメなさいって、みっともないから!

冗談です。
Bakkyさん、PIPIさん、お声をかけていただきましてありがとうございました。
山形から一人で参加していると何かと心細く、お知り合いの方が出来るとほっとします。
これからもよろしくお願いします。

ランドヌ東京のスタッフの皆様、素晴らしいコースありがとうございました。
期待以上のバラエティーに富んだ景観ブルベでした。

ねえ?

何?

ほんとに来週のBRM303日立にも行くの?

行くさ。

じゃあ、こんどこそオイル交換してよっ!

・・・

ごらぁ聞いてるんかい、われ!!



 

BRM217 アタック小田原城


かぁちゃん、今回のブルベもくたびれた~。

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好きで遊んでんだがら、ぐずらぐずら文句ばり言わないのっ。

だずね。でも聞いてけろ、かぁちゃん。都会のブルベはほんてん、たまげたず。 

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なして?

なにしろ埼玉の入間から神奈川の小田原までずうぅぅぅぅと都会なんだず。

首都圏なんだもあたりまえだべ。

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んでも、手鼻もかめねぇ、立ちションもできねぇ。

やめろは、東北の自転車乗りを汚すようなこと言うの。

だども、鼻が詰まるから、気持よくハァハァできねぇし、ションベンのたびにコンビニに行かないとなんねぇから、はかいかねんだず。

そらしかたないべなぁ。

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いやいや、100mごとに信号があって、自転車撲滅運動中かってくらい、全部赤になるんだず。
その度毎に止まらなんねから、時間かかってしょがね。
その上、七日町大通りみたいなとこばりでハァ、クルマがしこたま脇を通るんでおっかなくて、おっかなくてよぉ、神経がすりへったず。

あんたってば、ほんてん、文句ばり多い人だず。

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それに何がたまげたって、あっちの方は細こくて軽こい自転車乗った人たちがブルベ以外にも、イナゴみたくしこたまいてハァ、いやそりゃたまげてよ。

イナゴに例えるのはヤメロ!失礼な。
そりゃ人口が多いんだからいるべなぁ。

いやオナゴも多いし、みんなお揃いのジャージ着て、グループで対向車線次から次へとビュンビュンくるわけさ。
そのたびごとに、愛想振りまいて手を振らにゃなんねから、そりゃスピードもあがらないのよ。

でも完走したんだべ?

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だず。1時間半も余裕こいてゴールしたんだず。
これだけの難コース、きっとたくさんの人がゴールに辿りつけずDNFをした・・、ん?

あんた、このスタッフのTwitterに「BRM217アタック小田原城は天候に恵まれ全員が完走」って書いてある。

あれ?ほんとだ。

まあ、ともかくだいぶくたびれたみたいだから、来週はゆっくり休んで家のことでも・・・えっ?


あっ・・・


あんた、まさか?

・・・

また、来週も行くつもりなの?



BRM209房総クラシック その3

PC3から鴨川へのダウンヒルでは、なるべく脚を止めないで高ケイデンスを保ち、脚つりからの復活に務めた。
その甲斐あって、海岸沿いの平坦地で時速25km以上を維持することが出来るようになった。

それにしてもやっとぽかぽかと暖かくなってきて、陽光輝く太平洋が目に眩しく、漁港では買い物をする人々、楽しそうに笑いながらコーヒーショップに入るカップル等、三連休の中日らしく人々の賑わいも眼に入るようになってきた。
そんな温かい風景に包まれていた、その時に・・・

あれ?

突然、自分の目から涙が落ちてきた。
もちろん悲しいわけではなく、理由もなく大量の水分が目から流れだすといった感じである。
顔中、涙と鼻水とでビシャビシャにしながら、抑えきれない感情も溢れ出し、ついにワーワー声をあげて泣き出してしまった。

珍しく自分の後ろにはカップルの参加者が追走されていたので、危ない人だと思われたくないので、景色を撮る振りをして止まり、実際に海に向けてカメラを向けた。

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 たぶん緊張から解き放られた開放感からくる喜びの涙だったのではないか。
なにしろ先程までの極寒の暗闇で恐怖に怯え、もがいていたのだから。

緊張といえばこのナイトブルベ300kmの出場を決めてからずっと緊張していたような気がする。いやだ、やりたくない、止めようかな、辛いだろうな、なんてことばかり考えていた。
その気持からの開放だったのだと思う。

その後向かい風が強くなり、思ったようにスピードアップは出来なかったが、無事白浜のPC4に到着した。
時刻は11時半ぐらいか。
貯金はあまり増えなかったがなんとか1時間を確保した状態で最後のPC5へ向かうことが出来た。

少し、完走の可能性が見えてきたようだ。

PC5までは内陸の山岳コースだが、脚がなんとか復活してきたので、ブルベイーブンペース、つまり時速15kmでの走行は確保出来るのではないかと読んだ。

そこで、ここでも休憩はそこそこにして、出発したのだが・・・

上り坂を慎重に脚の状態を見ながら登り始めたのだが、今朝出発の200kmの出場者の方々が対向車線を下りてくる。

やぁ! こんにちは! 頑張りましょう、などと声を掛け合うのだ。

なにやらとっても晴れやかで嬉しそうだ。
それに比べて我が300kmの後ろ組は、俯き加減で汚れてくたびれていて、いかにも使用前使用後の風情だ。

自分も根が見えっ張りなので、こんにちは、平気平気、全然なんとも無いよ、ああブルベって楽しいっすね、なんて雰囲気で今までにない根性で登っていったのだが、それもちょっと辛くなり、フロントをインナーに変えようとした時その時

あっ!

クルクル回していたペダルが突然ガツンという音とともに完全停止してしまった。
それと同時に体も前に投げ出されそうになったのだが、とっさに左のクリートを外し左足を地面につきそのまま受身を取るような形で地面にころがった。

ああ、空ってしっかり青いんだなぁ。

気を落ち着けながら自分の体の状態を探るが、どこも痛くない。
次はバイクだが、ディレーラーがクランクの方に引っ張られて真横になっている。
チェーンが落ちてクランクのところでとぐろを巻いたようになって固定されていた。

そうとう硬かったが携帯工具を使いながらなんとか元の状態に戻すことが出来た。

ああ、良かった。またこの苦行を続けられる、というのは冗談だが今までの極限状況からの生還を果たしてきた身としてはこんなメカトラブルごときでDNFしてたまるかというのが本音だった。

後は、もちろん上りはきつく、間違いやすいと言われていた地点でしっかりミスコースをして1kmほど登り返さなければならなかったなんて、ブルベではよくある、ささやかなことがあったものの、予定通り1時間の貯金を確保したまま最終のPC5に着いた。

時刻は15時。
ラスボスのマザー牧場頂上まで7km程。
これを1時間で行けば、後は下りと平地30kmを2時間で行けばクローズに間に合う。

よっしゃあー

頭の中になぜか鉄腕アトムの主題歌が駆け巡り、体中に力が漲るのがわかった。
奮発して700円の滋養強壮剤を飲んで、最後の戦いへと一躍勇んで向かったのだ。

後は幸いにも何事も起きなかった。
脚が復活したお陰で、夕方の渋滞や木更津市内の信号待ちに苦しめられながらも時速28kmから30kmでの走行が可能になり、ゴールに飛び込んだのが17時45分。

クローズドから15分を残してのゴールとなった。

ゴールしたらどんな気持ちになるのかはずうっと走りながら考えてきたことだが、いざ実際に無事ゴールしても特別な感情は起きなかった。

途中であんなに泣いたくせに ^^;

それよりも一刻も早くこの場を逃げ出し、風呂に入り焼肉を食べることだけが望みとなっていた。

こうして冬の極寒ナイトブルベは終了した。
結局後から考えるとトラブルの数々は自分の未熟さが招いたことであり、無事完走出来たことは実力より、天候等幸運が重なったことによると思われる。

いやあ、完走できて良かった。本当に良かった。

今までのブルベで一番印象に残るブルベとなりました。
千葉のスタッフの皆さん、ほんとうにありがとうございました。

PS ゴールでいただいた野菜スープ、また泣いてしまいそうになったくらい美味しかったです。







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